求人広告で伝えるべきは誠実さ
先日の会議で、求人広告に何を書くべきかが話題となりました。もちろん基本的なことを書くのは当然ですが、強調するところはどこにするべきかが議論となりました。大きく分けると、2つあり、1つ目は職場の雰囲気です。みんなが仲良く和気あいあいと楽しく仕事をしている職場であることを強調するべきだという考え方です。この考え方には賛否両論ありました。情報が抽象的すぎるというのです。仕事は基本的には生活のためで、お友達を作るためではありません。そんな職場のセールスポイントがみんな仲良く働いているということであれば、逆に本来仕事に必要な部分、つまり、待遇ややりがいなどには言及するほどのものがないのではないかと思われるというものでした。確かに一理ある、ということになって2つ目の考え方が取り上げられました。それは、条件面に対して将来的な魅力を強調するというものでした。つまり、具体的に言うと、最初はアルバイトでも成績が良ければ正社員に登用されることもあるとか、大幅な時給アップも可能性がある、などという事を前面に押し出すというものです。こちらの考え方に対しは、応募者に過度の期待をさせてしまうのではないかという疑問が出ました。生活に直結することですし、安易に甘い言葉を並べるのは不誠実との判断でした。
両方共に、納得のいく部分を持っているだけに議論は白熱しましたが、結局正確性を最優先して、応募者の想像する領域を減らすことに努めることになりました。誠実さが我が社のもっとも誇りとするところだからです。